「株式会社　エーツー」では、快適にページをご覧いただくためにJavaScriptという技術を使用しています。
JavaScriptの設定がオンにされていない場合、適切な表示・操作を行えないことがありますのでご了承ください。

祝算之介　幻の私家版詩集「壁」15部限定 [鬼]の延長線上にある転機となったもの非売品1950年[終末はあまりにうつくしすぎる]反省期のもの

中古 23000円 (税込) 在庫数：8

他のショップ (1) 23000円～

近くの店舗に在庫がございます。

全ての取扱店舗を見る

通販と店舗では販売価格や税表示が異なる場合がございます。また店頭ではすでに品切れの場合もございます。予めご了承ください。

中古 23000円 (税込)

商品詳細情報

管理番号	中古：Z8086859635	発売日	2025/02/14 01:58	定価	23000円	型番	8010166304
原型	新谷心奈貴
カテゴリ	本、雑誌文学、小説詩

備考

こちらはあの知る人ぞ知る、詩人でもあった祝算之介さんの幻の私家版詩集「壁」です。１５部限定、祝算之介さんの自費出版、１９５０年の非売品。

年代物で７０年近く前のもろくぼろくなりやすいものとしては美本。良好です。

詩集「鬼」の延長線上にある転機となった貴重なもの。この「壁」にて再び次の段階へと足を踏み入れることに。知られざる詩人の世界への認識を知らしめる契機となったもの。

あとがきにはこうあります。一部載せます。

「私の内心の欲求がそれを求めていることを知った。乃ち私の生活体験そのものから、時代と人間への省察に突き進み、直感として世界を正確に認識、把握してゆきたい」

「『鬼』の過程は精一杯のものであった。私は今ほど自分自身を卑下し嫌悪しているときはない。これから生活と文学を第一歩からみっちりやり直してゆこうと考える」

と。そして言葉が魅力的です。一部省略。

「おたがいが信じあって生きるのはいい。
やっぱり生きておいてよかった。滅びるものは滅びるさ。
世界は塵っぱひとつとどめない穏かさ。花々もない。思想もない。人もいない。
かつて見ていたことのある億万の眼は、どこへ拡散してしまったのだろう。
宇宙のエーテルの呟きにはじまるこの終末は、あまりにうつくしすぎる」

貴重本ゆえレターパックもしくはゆうパックでの発送です。防水対策もしてお送りします。

１５部しか出されておらず、これまでも全く見ないものですので、その形状から今は１０冊以下の現存の可能性が大きく、何冊と出て来るものでもありません。極めて貴重な１冊です。

天の手袋/北園克衛/春秋書房